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- 2020.06.11 Thursday
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長崎県島原市にある島原城。
有明海を望み、雲仙岳の麓に位置する。
ほぼ長方形の5重、5階の城は、築城主、松倉重正により、1624年に築城され、明治に入り廃城令によって1871年に廃城となり、1874年に土地、建物が民間に払い下げられた。
現在は、1964年に復元されたお城が建ち今回は、時間がなく中は見れなかったのだが、キリシタン資料や藩政時代の資料が展示されている。
私が訪れたのは、8月1日だったが、その2ヶ月半ほど前の5月12日に、こちらに、とあるツツジが植樹された。
このツツジの名は、宇宙ツツジ。
1994年7月9日、アメリカのケネディー宇宙センターから、群馬県館林市の出身のアジア初となる宇宙飛行士、向井千秋さんと共にスペースシャトル、コロンビアで宇宙へと打ち上げられ7月23日に帰還したツツジの種から、研究機関で発芽、育成されたものだ。
お城と宇宙。
なんだかミスマッチに思うが、共に夢とロマンに溢れていると感じる両者だ。
やすらぎ工房
HP http://yasuragi-photo.com/
E−mail info@yasuragi-photo.com
「世の中を よそに見つつも うもれ木の 埋もれておらむ 心なき身は」
自らを花の咲くこともない(世に出ることもない)埋もれ木と同じだとして、逆境に安住の地を求めてその居宅を「埋木舎」と名づけ、それでも自分には「為すべき業」があるとこの屋敷で精進した。
しかし、世の中は、わからないもので、直弼が35歳の時、兄の死により家督を継ぐことになり、第15代藩主となり、さらには、38歳で大老に就任して事実上の幕府最高権力者となった。
しかし、埋木舎での幅広い勤勉が仇となったか、時代を先取りしすぎ、強行的な開国に踏み切り、さらに安政の大獄などの暴挙を行い、それをよく思わない浪人達の手により、40歳の若さで暗殺されてしまう。
この暗殺が、桜田門外の変である。
せめてあと10年先の日本であれば、彼の考えは、広く受け入れられたであろう事が、なんとも切ない話である。
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