世界を翔けるカメラマン 田村 裕司

やすらぎ工房

安土城を訪ねて

2013.01.26 Saturday
昨年9月の大阪、京都出張のついでに取材したお話。

数ある日本の城の中で、とても異形な形をするも、そのほとんどがあまりわかっていない存在が、安土城であろう。

謎に包まれ、とても興味深い城だったのだが、現在は、城跡しか存在しなくせめてと思い、その跡地が残る滋賀県近江八幡市安土町へと行った。

安土城は、琵琶湖を見渡せる小高い山の山頂にあり、小田信長の天下統一事業の象徴として、1576年に築城が開始され、わずか3年で完成するも、その3年後の1582年に織田信長は、本能寺の変にて、暗殺された。

そしてその後、わずか半月たらずで安土城は、焼失してしまう。

原因については、諸説様々である。

歴史のミステリーが好物な私は、この度念願叶い、その場所に行くことができました。

着いて驚いたことは、かなりの田舎なのだが、休日などは、しっかり駐車料金を取る事や、城跡なのに入場料があること・・・。

実際、これには、少しさめます。

まあ、気を取り直して、進もうとすると、ひたすら長く続く階段が・・・。



これ、ほんまに長いのです!



ヒィヒィいいながら、ようやくの思いで、城があった山頂に到着。



そこには、ただ柱を支えた礎石が残るだけ。



なんとも寂しい光景です。



少し先に行くと、遠くに琵琶湖が見えました。

織田信長も見たであろう景色です。

さて、この城がなぜ異形かといいますと、その天主の形にあります。

通常の表記では、こちら「天守」となりますが、安土城では、織田信長のこだわりらしきものがあり、「天主」と呼ばれるそうです。

地上6階、地下1階の高さ46mのその城の、5階、6階部分が城跡近くの「信長の館」という資料館に復元されています。



若干わかり難いのですが、この5階部分は、仏教の世界観による理想郷を象徴し、宇宙空間を表す八角形となり、金箔の壁に釈迦説法図が描かれています。



この当時、これだけ奇抜な物を想像しただけでなく作り上げてしまうあたりが、織田信長という人物の異端さを伺えます。

新しい物を生み出すエネルギーというものは、とてもすごい力です。

そして、日本にこれだけの城が存在するにも関わらず、安土城と類似した物がないという事も、すごい話だ。

偏見無く異国の文化を吸収した彼の応用力と、それを自らの思考の元にオリジナルとして表現するクリエイティブ能力の高さには、ただ感銘いたします。

400年も前に、このような生き方をした日本人がいたという事は、見習わなければなりませんね。


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