さてさて、地元の本庄サーキットにてこれから起こる究極のドライブ。
まずは、与えられた半畳スペースの使用方法をご説明しましょう。
こちらが定位置です。
後から。
ネタでなくマジです。
もちろんベルトなどで固定なんてされないですよ。
掴むのは、目の前にあるとって二本。
正座して座り、すね下半分は、外に出ている。
この格好で、何をどうやるかと言いますと、本番レースでパートナーを組むパッセンジャーの方でご説明します。
え〜右コーナーは、この様に身を乗り出してボディ下にあるとってをつかみ、操縦者の真後ろにつきます。
ちなみにこれ、バイクと違いハンドルで角度を付けて曲がっているために、ハンドル角度だけでは、限界があります。アクセルをできるだけ開けていたいので、どうやってその限界を超えるかと言うと、わざとドリフトさせながら無理やり角度を変え、コーナーを抜けます。それもすごいスピードで・・・。
理にかなっており、すてきな走りですわー(苦笑)
続いて左コーナー。
今度は、逆になりまして、操縦者の逆側に体を乗り出します。
そして、次の右コーナーに合わせ、体を右側に移します。
ちなみにストレートでは、140キロくらい出しながら、ひたすらに体を伏せて、操縦者のアクセルの戻しに合わせ(ここは耳と体で感じます)、体重移動を行い、またすぐに戻り、ストレートに耐え、次のコーナーへ・・・。
ちなみに、説明を受けたのは、出発3分前。
わたくし珍しく、目の前の出来事が理解できませんでした(笑)
バイクやスキーと同じだよ!など、そんな事を言われていましたが、全然別物です。
久しぶりに怖かったです。
一枚、撮っていただいた写真がこちら。
ジャッキーチェンになれなかったので、右側に体を寄せるのが精一杯です。
今回は、サーキット貸切だったのでいいですが、他の車両がいる中では、恐怖感は、さらにますのだろうな。
バイクを降りて5年。年に一度くらい、車検を頼まれ1000cc以上の大型バイクに乗りますが、以前のようには、走れませんね。
思い出せば、最後にサーキットを走ったのも、6年前の岡山国際だったな。
何はともあれ、貴重な体験をさせていただいた渡辺さん、本当にありがとうございました。
次回のレース、アメリカ、パイクスピークヒルクライムは、別名「雲に向かうレース」として知られており、標高2,862mからスタートし、4,301mの頂上までの標高差1,439mを時間にして10分ほどで一気に駆け上がります。
距離19.99m、コーナー数156、平均勾配7%、山肌を走るコースには、ガードレールがない部分が多く、ハンドルを切り損ねれば600mの急斜面を真っ逆さま。
そんな危険なレースに挑む渡辺さんの思いは、震災後の元気がなくなった日本、特に若者や自分の同世代の男性に元気がないような気がする。
そんな日本の皆さんに、過去のチャレンジ精神を忘れることなく、新たなる目標に向かい挑戦することの素晴らしさ、楽しさ、その裏側にある難しさ、辛さを含めて伝えたいとお話されていました。
世界に挑戦する日本人。
昭和のようなフレーズですが、海外にいるといまだに鎖国しているように見えて仕方がないこの日本。
今の時代だからこそ、大切にしなければならず、そこからはじめなければならないフレーズであると思います。
世界に挑戦する渡辺さんを、ぜひとも応援してください!
渡辺正人さん↓
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