ヨーロッパ、スペインに入ってから、あくびが止まらない日々。
マドリードからバルセロナに移動しても、それは変わらず、ゴロゴロとする日々。
しかし、バルセロナで人に会わなければならなく、その日程の関係でバルセロナには、一週間滞在。
宿の同室の人に「いつも何をしているのだ?」と聞かれるも、「街をプラプラしていた」or「宿でゆったりしていた」の二択の答えだけで悲しくなる。
同室の20歳のカザフスタン人の青年の目には、おれはだいぶ若く見えたらしく、23歳くらいだと思っていたらしい。
ぼちぼち三十路ですが何か?
そして、質問攻めに・・・。
カザフスタンでは、25歳にもなれば家庭を持ち子どももいるのだぞ!
ええ。よく知っていますよ・・・。
おまえは、何をやっているのだ。
まあ、仕事半分で来ているところもありますが、痛いとこをつかれる。
なぜ結婚しないのだ?と、追い打ち・・・。
おれだって、好きで独身やってるんとちゃうわ〜
と、二十代も終わりに差し掛かる今日この頃、暇なだけに無駄にあれこれ考えてしまいます。
あ〜早くモロッコに行きたい。アフリカに戻りたいと切に思う日々。
さて、一通り嘆いてみたところでバルセロナ。
今回は、久しぶりのモノクロ撮影。
なんか、今の心境とこの街の光が、この世界観にしっくりきていると感じた。
男は、背中で語るもの。
哀愁ただようおっちゃんの背中。
情熱の街スペインと言うだけあって、恋人達は至る所で愛を語り合い確かめ合う。
まあ、男一人で歩くには、さみしい街ということです。
私の夢は、おじいちゃんになっても、手をつなぎ、腕を組んでデートすることだったりする。
ナミビア以来、久しぶりのビーチ。
地中海の深い色は、とても印象的だった。
ゆったりした時の流れの中で、静かに心を地中海の海にとかす。
街並みは、キレイだが、石やコンクリートに囲まれている圧迫感を、必要以上に感じてしまう。
店先に飾られていた花にいやされたりする。
そして、ガウディのサグラダファミリア。
一番よく行った場所だったな。
100年以上も作り続けている建物。
夕暮れから日が落ちるまでの時間を、よくここで過ごしたな。
そして、日本人がめちゃくちゃ多かったな。
周りは、みんな日本人で、日本語ばかり聞こえてきて変な気分だったな。
地中海とサグラダファミリアと恋人たちでした。
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