さて、イタリアの旅も終盤。
いよいよローマまでやって来ました。
人生でまさか、ローマに来る日が来ようとは・・・。
まずは、トレビの泉。
なんだか、迫力満点ですごかったな。
ちなみに、小銭も乏しい貧乏旅行ですので、コインは投げませんでした。笑
ローマは、まるで街全体が美術館のような場所。
広々とした、巨大でいて美しい教会もたくさんあります。
3つ目までくらいは、感動的です。しかしそれからは、把握できなくなってしまい頭が混乱していきます。笑
イタリアの教会では、よくドクロを見かけます。
個人的には、ローマと言われ真っ先に思い浮かぶのは、真実の口。
意外とその正体は、知られていませんが、何を隠そう実はこれローマ帝国時代のマンホールの蓋なのです。
そして、ローマ帝国崩壊後、暗黒時代となりあらゆるローマの史跡が破壊されたのだが、その後、ある人がこの蓋を発見して、ローマ帝国時代に作られた物は、なんでも神秘的ですごいという迷信がヨーロッパの人々の間で持たれていた事もあり、きっとこの大理石でできた顔は、すごい伝説があるのだとか、占いで使われていたのだとかとなり、さらに尾ひれがついて、口に手を入れると、嘘をつくような人は、手をかみ切られるなどという事が言われ、そして、「真実の口」という名になったらしい。
このマンホールを作った人も、さぞビックリだろうな。
間違いなく、世界で一番大切にされているマンホールです。
そして、もちろんやってきました!
けっこうドキドキだったりしました。笑
あ、無事に何事もなく抜けましたよ!
街中には、見どころが多すぎて、まる3日間かけて、一応一通り周れたかなという感じです。
印象的だった場所の一つがフォロ・ロマーノ。
ローマ帝国時代の遺跡です。
紀元前6世紀頃から整備された場所らしく、ローマの中心となった場所。
そして、フォロ・ロマーノを完成させたのが、ガイウス・ユリウス・カエサル。
「賽は投げられた」「ブルータスおまえもか」などが有名な台詞ですかね。
奇しくも、この場所を訪れたのは、カエサルの命日の翌日となる3月15日。
カエサルの命日には、エピソードがあり、ある占い師の予言で、「3月15日に注意せよ」と、カエサルは告げられていたらしいのですが、その日にカエサルの妻は悪夢を見て、カエサルの公務への出席を止めたらしいのですが、カエサルは結局出席することに。その道中で警告を告げた預言者と出会い「何もなかったではないか」と、言ったらしいのですが、その人物は、「3月15日は、まだ終わっていない」と、返したそうです。
そしてその日に、カエサルは暗殺されてしまい、3月16日を迎えることはなかった。
そんな3月16日に訪れたフォロ・ロマーノの遺跡は、カエサル無きその後のローマ帝国の行く末の姿でした。
そして、私が最も楽しみにしていたのは、こちら。
コロッセオ。
娯楽のために、人間同士や、人間と猛獣が死ぬまで戦い、それを多くの人々が観戦した場所。
猛獣などの檻があった地下。
4万5千人を収容できたとされる闘技場。
血なまぐささが、そのままあちこちの壁に染み込んでいるような、なんとも言えない場所でした。
こんな事をやるのは、地球上の生物では、人間だけでしょうね。
やっぱり人間て変わっているな。
変わっていると言えば、不思議なものを、ローマの川で見付けました。
家?だと思います。
この場合、固定資産税どないなるんやろな〜。などと考えながら眺めていました。笑
そして、ローマの休日も終わり、最後の晩餐。
最後の晩餐は、イタリアの旅で出会い、ローマで再開した日本人の数名で下町のレストランへ。
奮発して、ちょっといいワイン。
この店は、かなり人気店らしく、予約も取りにくいのですが、運よく予約が取れ、更に30分遅刻した私たちだったのですが、予約時間をそのまま30分延長して頂き、おかげでゆっくりと食事ができました。
この心遣いは本当に感激で、イタリアがめっちゃ好きになりました。
こちらがこの店のお勧めのパスタで、カッショエペペ。
日本で食べれるかは、不明です。
こんな感じでお店の人がかき混ぜてくれます。
これ、めっちゃ美味しかったです!
入店やメニューオーダーなども、ご一緒した方がオリーブオイルソムリエで、何度もイタリアに来られていてイタリア語ペラペラなのでとても助かりました。
堪能に堪能を重ねたローマ、そしてイタリアの旅。
スペイン、ポルトガルと、あまりピンと来なかったため、初めはどうなることかと思いましたが、最高に楽しく充実した日々をイタリアで送ることができ、大満足です!
やすらぎ工房
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