世界を翔けるカメラマン 田村 裕司

やすらぎ工房

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2020.06.11 Thursday

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三年目の被災地・福島県

2014.11.30 Sunday
春に訪れた三年目の被災地。



昨年12月からのアフリカ、ヨーロッパ、中東の旅を終え、4月に帰国してすぐに東日本大震災の被災地の三年目の撮影に入った。



茨城の海岸線から、福島に入る辺りには、いまでも津波に流された建物の残骸が多く残っている。







骨組みを残すだけとなったコンビニの建物。







ほとんどの家が取り壊されたが、そのまま残されている家もたまに見かける。







ガレキが集められ、山のように積み上げられていた学校の校庭とプールは、だいぶキレイになっていた。







更地となり当時を思い出せないほどキレイになった土地だが、まばらに残っている家の一階部分は、べニア板などでふさがれ、物悲しい雰囲気だ。







防波堤に描かれた可愛らしい絵の先には、慰霊の卒塔婆が静かに立つ。







その後ろには、静かに波打つ海が広がる。







津波で流されたほとんど残骸は片付けられているが、たまに流されたまま残された物を見る。







自然の力に飲まれそうな、それらの残骸たち。







三年が経ち、供養塔やお地蔵さんをよく見かけた。







半壊となり、そのまま残された家。







この辺りは、原発の規制がかけられていた場所でもあったので、放射線の影響からか、規制が解除されてからも津波が襲って来た当時の状態そのままの光景を見かける。







その光景は、三年という年月を考えさせる。







更地となっていても基礎部分は、ほとんどそのままの事が多いので、そこに人の営みがあったのだと静かに語る。







崩壊した堤防。







半分ほどが砂に埋もれてしまったお墓。







打ち上げられたままの船。







半分が崩れ落ちた状態の家。







掘り出されたのであろう、横に並べられた墓石。







どの光景も、さみしく悲しい。







大量に作られているテトラポット。



各地で、似たような光景をよく見かけた。







流された家の跡地には、花が供えられていた。







津波に押し寄せられた堤防の鉄骨。







津波により破壊された防波堤。







公園だった場所は、いまでも無残な姿のままだ。







人々が集まっていたであろう場所に、人が全くいない光景は、心にぽっかりと穴を開ける。







ここを訪れる度に、写真に写っている展望に登ってそこからの景色を眺めるのだが、静かな海と多少のガレキが転がっている光景は、以前訪れた時とさほど変わらない。







新しい堤防を作っているのか、工事現場ではダンプがせわしく行き交う。







小高い丘の上には、難を逃れた家が、コンクリートのガレキの向こうにぽつんと建っていた。



津波の被害の命運を分けた、数メートルであろうその高低差。



それを考えると、やるせなさなどのいろいろな感情が複雑に湧き出し、いたたまれない気持ちで胸が苦しくなる。






11月も終わり・ロックハート城

2014.11.29 Saturday
11月最後の週末となりました。

今年も、残り一ヶ月ですね。

今日は、朝から雨ですが、お城の中で記念撮影を行っております。



クリスマスツリーも飾られ、ステキな雰囲気です。

明日は、天気も良くなるそうですので、11月最後の週末、ぜひロックハート城へお越しください。

今シーズンのロックハート城での撮影日程ですが、12月20日(土)、21日(日)は、撮影お休みとさせていただきますが、それ以外は、12月末まで通常通りの撮影日程とさせていただきます。

天候などにより、今シーズンの撮影を、早く終わらせる可能性もありますが、その時は、こちらのブログでご連絡いたします。

また、1月の日程も現在未定となっておりますので、決まり次第、改めてご連絡させていただきます。

やすらぎ工房では、土・日曜・祝日とロックハート城で記念写真撮影を行っております。

ロックハート城↓
http://www.jrs-w.com/lock-heart/

撮影無料で、気に入った写真を2Lサイズにて¥1,000-で販売しており、写真もすぐにお渡しいたします。

モデルさんに合わせた撮影はもちろんですが、できる限り表情を引き出す撮影を行っておりますので、スタジオ撮影に負けないクオリテと満足を得ていただけます。

休日は、ロックハート城でモデル気分を楽しんでください。

天候などその他の事情により、撮影がお休みとなる場合もありますが、前日には、こちらのブログでお知らせさせていただきますので、ご確認ください。


やすらぎ工房
HP http://yasuragi-photo.com/
E−mail info@yasuragi-photo.com


エジプト・カイロ

2014.11.28 Friday
春に訪れていた中東の旅。



ついに、この四ヶ月に及ぶ旅の最後の町となるカイロにやって来ました。



カイロ市内に見所は少ないのですが、車で40分ほど行ったギザのピラミッドへの拠点に、数日滞在しました。



早速、タクシーでギザを目指します。



なかなか英語が通じる人が少なくて、タクシーの値段交渉も大変。



ギザの三大ピラミッドは、およそ4500年前に作られたそうだ。



建造理由は諸説様々で、「お墓」「記念建造物」「公共事業」などと様々で、ピラミッドの中に入ると頭が良くなるや、ものが腐らないなど、俗にピラミッドパワーなる伝説もあります。







そんなエジプトの象徴とも言えるピラミッド。







その景観は、偉大な美しさと言う表現が的確かと思う。







世界で最も大きなピラミッドとなる、クフ王のピラミッド。







本来の高さは、146mだったらしいが、現在は頂上部がなくなったため137mとなっている。



頂上の中央には、鉄の棒が立っており、これが本来の高さを表している。







中に入る事も可能で、当日、午前午後に分けて合わせて300名限定などの入場制限があるが、テロの影響でほとんど人がいなかったため、すんなりと入れた。







ただ、金額が高くて、この時のレートで、およそ2600円ほどだったと思います。







中は、特に何がある訳でもなく、学校の教室2つ分を天井を高くしたほどの広さの何もない空間となっていましたが、人が少なかったため、一人になる時間があり、とても贅沢な時間を過ごしました。







お隣に行きまして、カフラー王のピラミッド。







元の高さは、143mで現在は、136mで世界で二番目に高いピラミッドとなり、保存状態がとても良く、上部に表面を覆っていた化粧岩も残っており、エジプトで最も美しいピラミッドと言われている。







こちらも、中に入りましたが、クフ王と同じような感じでした。



もちろん、両方とも内部の撮影は禁止で、カメラを強制的に預けることになりました。







右がクフ王のピラミッドで、左がカフラー王のピラミッド。







ギザの三大ピラミッドと言われますが、一番左のピラミッドが、メンカウラーのピラミッドで、高さは65.5mとなるが、現在は62mとなり、他の二つの半分以下の高さとなりますが、おそらくこれが単体であれば、かなり見ごたえがあるはずです。



この大きさは、メキシコのテオティワカンの太陽のピラミッドとさほど変わらなく、メキシコでその姿を見たときは、強く感動した。



テオティワカン↓

http://yasuragi-k.jugem.jp/?search=%A5%C6%A5%AA%A5%C6%A5%A3%A5%EF%A5%AB%A5%F3







それにしても、遥か大昔にこれだけの建造物を作り上げた文明とは、一体どのようなものだったのだろうか。







ピラミッドの横にあるスフィンクスは、ファラオや神を守護する聖獣とされ、その大きさは、全長57m、高さ20m。



このスフィンクス、アラブ人の侵入後、鼻を削られ、イギリス人には、ヒゲを取られてと、散々な目にあっており、そのヒゲは現在、大英博物館にあるそうです。







ピラミッド周辺では、やたらとラクダ引きの客引きが多い。







観光客がほとんどいないので、向こうも必死だ。







しつこく声をかけられるのがいやだったので、早々に馬を借りて、久しぶりの乗馬を楽しみながらピラミッド散策をしました。



いろいろありながらも、大満喫のピラミッド観光。



そして、安いミニバスを乗り継ぎ、カイロ市内に戻ります。







こちらが、カイロ市内を流れるナイル川。



アスワン、ルクソールで見た流れとだいぶ変わりました。







カイロにあるエジプト考古学博物館。



中には、ツタンカーメンの黄金のマスクなど、多数の貴重な展示物があるが、どれもお墓から持ち出した物にしか見れず、何よりもこれまで見てきた遺跡で見た物の方が、よっぽど美しく見えてしまった。







テロ警戒で、厳重警戒となっているカイロ市内。







博物館の前には、戦車が縦列駐車していました。



カイロタワーに登り、ピラミッドを見たかったのですが、こちらもテロを警戒して閉まっていました。







そして、最後にHiltonのBarでお酒を楽しむことにしました。







ホテルもお客さんが少なく、がらがらでした。







エジプトのビールも美味しかったです。







最後に、ちょっといいレストランに行きまして、鳩にご飯をつめた料理を食べてみました。



一応、リッチな料理らしいいのですが、鳩の肉もなく、なぜ皮だけに詰めるのかは、謎でした。







こうして幕を下ろしたアフリカ、ヨーロッパ、中東の15ヶ国、四ヶ月の旅。



各地での様々な景色、出来事、出会いが、最高の経験と宝物となりました。



無事に帰国できたことを、心より感謝いたしまして、次なる挑戦に挑むため、日々励み精進いたします。






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